「スケールや回転の仕方(中心点)がおかしい…」「動画編集のアンカーポイントとはなんぞや?」「アンカーポイントが表示されない!動かない!」「アンカーポイントを中心・ど真ん中に移動させたい!」など、初心者の頃はその概要すら掴みにくく、扱いに振り回されることもしばしばあるかと思います。
今回はその、Premiere Proのアンカーポイントの意味や表示方法、中心へ移動させる方法をしっかり紹介してきます!
▼今回の目標達成ステップ
- Premiere Proのアンカーポイントについて理解する
- アンカーポイントの表示・移動ができる
- クリップやテキストの中心・ど真ん中にアンカーポイントを移動させる方法が分かる
アンカーポイントとは?
アンカーポイントとは?意味と表示の仕方
プレミアプロの動画編集で出てくるアンカーポイントとは、その素材クリップやテキストとリンクしている基準点となるポイントを指します。
例えば、スケールや回転を変更する際はこのアンカーポイントを基準点・起点として拡大したり回転したり変化します。
- アンカーポイントとは、その素材クリップやテキストとリンクしている基準点となるポイント
- モーション(位置、スケール、回転など)編集は、アンカーポイントを基準として変化する
アンカーポイントの表示の仕方/表示されない原因
アンカーポイントは、プログラムパネル内で〇の中に十字があるようなマークで表されます。
アンカーポイントの表示方法
- 選択ツール>シーケンス内で対象クリップ選択
- >エフェクトコントロールパネル>該当テキスト項目選択
- or >エッセンシャルグラフィックスパネル>該当テキスト項目選択
アンカーポイントが表示されない原因
文字ツールの状態で対象クリップやテキストを選択していると、プログラムパネル上で文字の入力用の環境となってしまう為、アンカーポイントが表示されないという現象が起こります。
文字入力状態時は、対象テキストが赤枠で囲われます。
必ず選択ツールに切り替えて青枠で囲われている状態で、上記の手順通りにアンカーポイントを表示させましょう。
また、パソコンのスペックが十分でない場合はグラフィック処理が追い付かないため、アンカーポイントの表示の反映に時間がかかる場合があります。
少し時間をおいて待ってみましょう。
- 文字ツールでの選択時(赤枠文字入力時)はアンカーポイントが表示されない
- パソコンのグラフィックスペックの問題で、アンカーポイントの表示がすぐに反映されない
アンカーポイントの移動の仕方/動かない原因
アンカーポイントの移動の仕方
エフェクトコントロールパネルからアンカーポイントの数値を変更する方法も可能ですが、
エフェクトコントロールからの変更は相対的位置の編集として、結果的にはテキスト自体の見た目の位置が変わってしまいます。
なのでここではプログラムパネル上での移動の仕方を紹介します。
- プログラムパネル上でアンカーポイントのマークにカーソルを合わせる
- カーソルマークが変わったらクリックドラッグでアンカーポイントを移動
アンカーポイントが動かない原因
アンカーポイントにカーソルを合わせて素早くドラッグしてしまうと、アンカーポイントではなくテキストそのものが移動してしまうことがあります。
カーソルが”アンカーポイント移動用カーソルマーク”(上記画像)に変わったのを確認してゆっくりドラッグしてみてください。
また、アンカーポイントが表示されない時と同様に、パソコンスペックの不足でグラフィックス処理が遅れている可能性もあります。
日頃からプレミアプロの動作の反映が遅いパソコンの場合は、アンカーポイントを移動させる手順の後に少し待ってみてください。
- カーソルを合わせてからのドラッグが不正確・早すぎるとアンカーポイントが動かないことがある
- パソコンスペックの不足で画面上の反映が遅れ、アンカーポイントが移動が動かないように見える場合がある
アンカーポイントをテキストの中心・ど真ん中に移動させる方法
テキストや素材の中心からスケールを大きくしたり回転させたりしたいときに、アンカーポイントがど真ん中にないと思うようなモーション編集ができないことがよくあります。
下記の操作で赤いリーダー線が表示され、アンカーポイントを中心や辺、角にスナップさせてぴったり移動させることが可能です。
- Windows:Controlキーを押しながら、アンカーポイントを移動
- Mac:Commandキーを押しながら、アンカーポイントを移動
おわり
今回は、プレミアプロのアンカーポイントの概要と表示の仕方、中心にぴったり合わせる移動のさせ方を紹介しました。
最初はアンカーポイントに苦手意識を持つ方もいますが、慣れてしまえば扱いやすく便利な機能なのでめげずに取り組みましょう!
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