今回は、放射状ワイプのアニメーションを使用した「5秒（10秒）カウントダウンタイマー」の作り方を紹介します！
▼今回の目標達成ステップ
- 5秒のカウントダウンが作成できる
- カウンドダウンに合わせた放射状ワイプのアニメーションが作成できる
キーフレームを使用した基本的なアニメーションの作成法はこちらを参照：『テロップアニメーションの作り方-キーフレーム編-』
カウントダウン用の数字テロップを作成
数字テロップ
文字ツールと図形ツールを利用して、カウントダウン用の数字クリップを一つ作成します。
- 「楕円ツール」で数字背景となる正円を作成
- 「楕円ツール」：「長方形ツール」長押しで切り替え可能
- 正円：Shiftキーを押しながら作図
- 同じクリップ内に「文字ツール」で数字の「5」を作成
- 正円：Shiftキーを押しながら作図
- 正円の背後に数字の５が隠れてしまう場合
- エッセンシャルグラフィックスパネルで「正円シェイプ」の上に「5の数字テキスト」をクリックドラッグで配置
クリップのデュレーションを1秒間にする
シーケンス内に作成した「5」の数字クリップの長さを1秒間に合わせる
- クリップの開始地点にインジケーターを合わせる
- シーケンス左上のタイムコード「再生ヘッドの位置」に1秒足した数値を入力
- 自動的に1秒先にインジケーターが移動する
- インジケーターにクリップの終了地点を合わせる
放射状ワイプのアニメーションを作成
よくある、カウントダウンで中心から円を描くように消えて数字を切り替えるアニメーションを作成します。
「ワイプ（放射状）」のエフェクトをテロップに適用
中心から円を描くようにトリミングされるアニメーションは「ワイプ（放射状）」エフェクトで表現可能。
- エフェクトパネル>”放射”で検索>「ワイプ（放射状）」をテロップに適用
放射状ワイプのアニメーション編集
下記の手順で、「一秒間かけて中心から円を描くように数字がトリミングされていく」アニメーションを表現します。
- エフェクトコントロールパネル>「ワイプ（放射状）」エリア編集
- インジケーターをクリップの始点に合わせる
- 「変換終了」項目を「0%」の状態でキーフレームを打つ
- インジケーターをクリップの終点に合わせる
- 「変換終了」項目を「100%」に変更する（自動的に2つ目のキーフレームが打たれる）
5秒のカウントダウンアニメーションを完成させる
アニメーション編集後の「5」の数字クリップを複製して、カウントダウンタイマーを作ります。
- シーケンス内「5」の数字クリップを選択
- クリップの終点にインジケーターを移動
- 数字クリップをコピーペーストして複製を4回繰り返す
- Windows…コピー：Control + C、ペースト：Control + V
- Mac…コピー：Command + C、ペースト：Command + V
- 複製したクリップの数字テキストを「４，３，２，１」と変更する
完成したら、再生して確認してみましょう。
クリップの複製する数を増やすことで「10秒カウントダウン」の作成もできます。
テロップアニメーションチャレンジ
今まで学んだことの復習に、今度は「10秒カウントダウンのアニメーション」を作成してみましょう！
おわり
今回は、放射状ワイプで中心からトリミングされていくカウントダウンアニメーションの作成法を紹介しました。
アニメーションがなくともカウントダウンの作成は可能ですが、「ワイプ（放射状）」を使用することでより凝った表現ができますので、ぜひマスターしてみてください。
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