「動画を段々速くしたり徐々に遅くする速度調整の方法を知りたい」
「クリップを分割せずに同じクリップ内で速度を変更する方法がわからない」
「速度デュレーションやレート調整ツールでできない」
今回はそんな悩みを解決する、同じ動画クリップ内で徐々に再生速度を変える方法をご紹介!
▼今回の目標達成ステップ
- 同じ動画クリップ内で再生速度を変更する
- 徐々にゆっくり再生速度を変える
一律に動画や音声の速度を変更する方法はこちらを参照:
『速度調整-動画を速く・遅く変更する方法-』
同じ動画クリップ内で速度を変更する
一般的な速度調整法では調整できない!
この記事に辿り着いた方はきっと、いつもの方法ではうまくいかずに四苦八苦したのではないでしょうか。
そう、「速度・デュレーション」や「レート調整ツール」では同一クリップ内で速度を変えることはできないのです。
同一動画クリップの速度変更はタイムリマップ機能を使う
動画を分割せず、同一クリップ内で速度を変えるには、「タイムリマップの速度」を使用することで可能になります。
- 動画クリップ左上の「fx」バッチを右クリック
- 「タイムリマップ」>「速度」
通常の右クリック >「クリップキーフレーム」>「タイムリマップ」>「速度」でも可能
同じ動画クリップ内に速度キーフレームを作成
- 四角いグレーのエリアをダブルクリックしてトラックを拡大
- トラック上境界線を上にドラッグして拡大してもよい
- 「ペンツール」に切り替える
- 動画クリップ内の速度を変更したい境界部分をクリック(赤〇)
- 速度キーフレームが作成される
同じ動画の中で速度を変更する
- 速度キーフレームの左右どちらか、速度変更をしたい側のラバーバンド(白い横線)を上下どちらかにドラッグ
- 上にドラッグ:速度が速くなる
- 下にドラッグ:速度が遅くなる
ラバーバンドを上下にドラッグすると、速度変化に合わせてクリップが短くなったり長くなったりする。
動画を段々速くしたり徐々に遅くする速度調整(速度トランジション)
では次に、同じ動画を徐々に速度を変えていく方法(速度トランジションの作成)をみていきましょう。
- 速度キーフレームの半分右(左)側を右(左)へドラッグ(赤□)
- 左右どちらかの速度キーフレームをクリック
- カーブコントロール表示
- カーブコントロールのハンドルを左右どちらかへドラッグ(赤〇)
- 速度トランジションがイーズイン・イーズアウトする
速度キーフレーム(速度トランジション)削除の仕方
タイムリマップでの速度変更を削除し、リセットする方法です。
(タイムリマップではエフェクトのオンオフは出来ない仕様)
- 該当動画クリップを選択>「エフェクトコントロール」
- 「タイムリマップ」速度の「アニメーションをオン/オフ」クリック
おまけ
速度キーフレームを打つショートカットキー
- Windows:Control ₊ クリック
- Mac:Command ₊ クリック
速度キーフレームより手前の速度変更
Shiftキーを押しながら速度キーフレームを左右にドラッグすることで、速度キーフレームの左側の速度を変更できる。
速度前の速度キーフレームの移動
速度キーフレームを、
- Windows:Alt ₊ 左右へドラッグ
- Mac:Option ₊ 左右へクリック
分割後の速度キーフレームの移動
白い帯の速度コントロールトラックで、速度キーフレームの間のグレーの部分をドラッグ
逆再生シーン作成
速度キーフレームを、
- Windows:Control ₊ 右へドラッグ
- Mac:Command ₊ 右へクリック
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