『明るさや色調の補正方法を解説!』-Lumetriカラー『基本補正編』-【動画編集 Premiere Proプレミアプロ】

「素材が暗いからもっと明るく見やすく調整したい!」
「動画の色味を変えてカラー補正したい…」

動画編集の完成度を高めるためにも、明るさや色調の調整は大切な要素となります。
写真アプリなどで明度やカラー補正ができる機能があるのと同じで、Premiere Proでも本格的に動画の色調補正が可能です。

そこで今回は、『Premiere Proで動画の明るさや色調補正をするLumetriカラー『基本補正編』をご紹介!

▼今回の目標達成ステップ

  • カラー補正に適したワークスペースで「カラー」を使用する
  • 「Lumetriカラー」の「基本補正」で明るさや色調の基本的な補正をする

Premiere Proのカラー補正に適したワークスペース

カラー補正に最適なワークスペース

Premiere Proには、さまざまな編集目的に最適なワークスペースが用意されています。
用途に合わせて都度切り替えることができ、今回はLumetriカラーエフェクトの編集に適した「カラー」のワークスペースを使用します。

  • 右上「ワークスペース」タブ>「カラー」
  • または、上部「ウィンドウ」>「ワークスペース」>「カラー」

Lumetriカラーエフェクトの編集がしやすい「カラー」ワークスペースに切り替わります。

「カラー」ワークスペースの「Lumetriカラー」パネルでの編集内容は、基本的には「エフェクトコントロール」パネルでするものと共通で、相互に編集が反映される仕組みです。

Lumetriカラーの各セクションについて

タイムライン上のカラー補正したいクリップを選択し、「Lumetriカラー」パネルの各項目をクリックすると、詳細メニューが展開されます。

基本補正

素材の明るさや色味など全体的な基本カラー補正

クリエイティブ

PremiereProに元々用意されているプリセットを素材に適用する簡単なカラー調整

カーブ

素材がより自然な色合いになるようにRGB、色相・彩度を調整

カラーホイールとカラーマッチ

画像内の明るい部分、暗い部分に対してのみのカラー調整

HSL セカンダリ

画像内の特定の色に対してのカラー補正

ビネット

画像の枠に白または黒のエフェクトをかけて中心にフォーカスする演出

Lumetriカラーの「基本補正」で明るさや色味の調整

自動でカラー補正ができたり、素材の基本的な色合いや明るさなどを調整することが可能です。
以下の3つのカテゴリーがあり、各項目のスライダーを左右に動かすことなどで調整します。

  • LUT設定に合わせて「自動」カラー補正できるカテゴリー
  • 「カラー」カテゴリー:ワイトバランスや全体の色味を調整
  • 「ライト」カテゴリー:明るさ、光や影の影響加減などを調整

「自動」カラー補正

PremiereProの便利なカラー補正機能で、画像や動画素材のカラーを自動で補正してくれます。

  1. カラー補正したいクリップを選択
  2. 「Lumetriカラー」パネル>「基本補正」
  3. (任意でLUT設定変更)
  4. 「自動」ボタンクリック

「カラー」カテゴリー:ホワイトバランスや全体の色味を調整

ホワイトバランス

ホワイトバランスとは、画像や動画素材内の「白色」が青味がかったり赤味がかったりしないように色温度を調整すること。
素材の「白色」を白く映すための機能。

PremiereProのLumetriカラーでは以下の方法でホワイトバランスを調整します。

  • ホワイトバランスのカラー補正をするタイムライン上のクリップを選択
  • Lumetriカラー>基本補正>カラー
    • 自動調整:ホワイトバランスのスポイトでプログラム画面内の白色の領域をクリック
    • 手動調整:色温度と色かぶり補正のスライダーを動かす

色温度(ブルー系↔オレンジ系)

  • 左右のスライダーを動かしてホワイトバランスを調整
    • 左側:寒色系(ブルー系)
    • 右側:暖色系(オレンジ系)

色かぶり補正(グリーン系↔ピンク系)

  • 左右のスライダーを動かしてホワイトバランスを調整
    • 左側:グリーン
    • 右側:マゼンタ(ピンク系)

彩度(モノクロ↔カラフル)

  • 左右のスライダーを動かして彩度を調整
    • 左側:モノクロ(白黒系)
    • 右側:カラフル

彩度:0(最低値)

彩度:200(最高値)

「ライト」カテゴリー:明るさ、光や影の影響加減などを調整

露光量(暗い↔明るい)

  • 左右のスライダーを動かして明度を調整
    • 左側:暗い
    • 右側:明るい

コントラスト(明暗・色彩の濃淡:淡い↔濃い)

  • 左右のスライダーを動かして明暗や色彩の濃淡を調整
    • 左側:淡い
    • 右側:濃い

ハイライト(映像の明るい領域対象:暗く↔明るく)

  • 左右のスライダーを動かして映像の明るい領域を調整
    • 左側:暗い
    • 右側:明るい

シャドウ(映像の暗い領域対象:暗く↔明るく)

  • 左右のスライダーを動かして映像の暗い領域を調整
    • 左側:暗い
    • 右側:明るい

白レベル(映像の全体の白の明るさレベルを調整:暗く↔明るく)

  • 左右のスライダーを動かして明るさを微調整
    • 左側:暗い
    • 右側:明るい

黒レベル(映像の全体の黒の暗さレベルを調整:暗く↔明るく)

  • 左右のスライダーを動かして明るさを微調整
    • 左側:暗い
    • 右側:明るい

まとめ

今回は、Premiere Proの「カラー」ワークスペースで、「Lumetriカラー」エフェクトを使用した素材の明るさや色調を調整する「基本補正」の編集方法を紹介しました。

Lumetriカラーには他にも調整項目がありますが、「基本補正」の調整法を抑えるだけでも映像の見栄えは大きく変り、十分カラー補正をすることが可能です。

まずは「基本補正」をしっかりマスターしましょう。

おまけ:Lumetriカラーエフェクトの「オン・オフ」、「リセット」、「削除」方法

Lumetriカラーでカラー補正した後に、補正前と補正と見比べたり一旦オフにしたり、
カラー補正の内容をリセットしたりLumetriカラーエフェクト自体を削除する方法を紹介します。

Lumetriカラーエフェクトの「リセット」

エフェクトコントロールパネル内の「Lumetriカラー」と「Lumetriカラー」パネルの編集内容は相互に自動で同期されています。

どちらかのリセットマーク「エフェクトをリセット」をクリックすると、編集内容はリセットされてデフォルトに戻ります。
※キーフレームを打っている場合は、キーフレームのアニメーション自体をオフにしてからリセットする必要があります。キーフレーム詳細はこちら

Lumetriカラーエフェクトの「オン・オフ」

「Lumetriカラー」エフェクト名の左にある「fx」マーク「エフェクトのオン/オフ」をクリックすることで、エフェクト効果の表示・非表示を切り替えることができます。

Lumetriカラーエフェクトの「削除」

エフェクトコントロールパネル内の「Lumetriカラー」エフェクト名をクリックし、
BackSpaceキーまたはDeleteキーでエフェクト自体を削除することが可能です。

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